こういった疑問について扱っていますので、参考になれば幸いです。
2020年10月に父が細菌性の急性前立腺炎を発症してから、【前立腺肥大症】も併発していることが発覚しました。
今は薬による治療にあたっています。3月の通院も無事に終えることができました。
さて、先月2月の診察のときに先生から言われたことで、父は治療に対するモチベーションを低下させてしまいました。
その後、父はすぐに下がった気持ちを持ち直してくれたので、3月中も順調な回復を見せています。
>>【2021年2月】”伝え方”は大事。父の意欲が低下した話【前立腺肥大症】
来月4月には、念のため「前立腺がん」の検査で採血のみの「PSA検査」をおこないます。
もしあなたが、病院には通ってないけど下記の「前立腺肥大症」のような症状があるなら、早めの「泌尿器科」診察がオススメです。
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父に現れた「前立腺肥大症」の【5つの症状】
父には主に5つの症状があらわれました。
・残尿感
・尿の勢いが弱い
・お腹だけポッコリ出ている
・食後にしゃっくりが頻繁に出る
頻尿
トイレが近く、排尿回数が多くなっていました。
尿意を感じてトイレには行くものの少しの尿しか出ず、まだ残っているように感じていました。
残尿感
トイレをすませたあと残尿感が続いていました。
排尿しても膀胱から尿をすべて排出することはできず、しばらく経ってから再び尿意を感じてトイレへ行く生活。
尿の勢いが弱い
尿意はあるものの、自分で尿を出すことがしづらい状況です。
お腹に力を入れても尿が出にくく、出ても勢いが弱い、あるいはポタポタといった感じです。
お腹だけポッコリ出ている
治療前の父は、太っているわけではないのに「お腹だけがポッコリ張って出ている」見た目でした。
前立腺の腫れによって尿道がせまくなったり塞がれてしまうと「出口」がなくなりますので、尿は膀胱にたまる一方です。
排出できない尿がたまると膀胱が膨らんでしまい、膀胱の膨らみがカラダの外側へあらわれている状況になります。
そのためお腹だけがポッコリ張って出ていました。
食後に「しゃっくり」が頻繁に出る
食後に「しゃっくり」がよく出ていました。
いったん出始めると、長い時間つづきます。
食後は、胃も食べたもので膨らみますので「横隔膜」がより刺激を受けやすい状態となり、しゃっくりが出ていました。
「膀胱の膨らみ」+「胃の膨れ」で横隔膜が刺激された結果、しゃっくりが出る仕組みです。
前立腺肥大症が良くなってくると、尿が膀胱に溜まることはありませんので、食後に「しゃっくり」をしなくなりました。
悪化させないための日常生活の送り方【ポイントは3つ】
前立腺肥大症を悪化させないために、日常生活の送り方で気をつけているポイントは3つあります。
・1日の摂取水分量を守る
・適度な運動
アルコールをやめる
治療するまでは、毎日寝る前にお酒を飲んでいました。
アルコールには利尿作用がありますので、夜中に目が覚めてトイレに行くのが習慣になっていました。
利尿作用のあるものを摂取すると、前立腺肥大で尿道がせばめられているので「出したくても出せない」苦しい状態になります。
1回のトイレで膀胱の尿をすべて出し切ることはできませんので、夜中に尿意を感じて何度もトイレに行くことになります。
その結果、睡眠不足です。。
前立腺肥大症が治るまで、アルコールの摂取は控えたほうが夜しっかり眠れます。
1日の摂取水分量を守る
お医者さんで言われたことですが、1日にとる水分量を1500~2000mlと決めています。
500mlの水筒に、お茶や青汁を計1500ml入れて飲んでいます。
気をつけている点は、利尿作用のあるコーヒーや紅茶は午前中のうちに飲んでしまい、夜中に起きてトイレへ行くことがないようにしています。
利尿作用は午後の3時頃までには抜けて、トイレの回数も落ち着きます。
適度な運動
座りっぱなしの生活は、前立腺肥大症によくありません。
また、前立腺肥大症と似た排尿障害がおこる「慢性前立腺炎」は、血の巡りが悪くなってうっ血して発症します。
こちらも骨盤内の血流をよくすることで発症を抑えることができます。
父は30分間テレビを観ながら足踏み運動をすることで、「座りっぱなし」になることを避けています。
また、部屋の掃除機がけや食後の食器洗いもおこなうことで、意識的に立っている時間を長くしています。
冬場は外に出かける機会が少なくなり、運動不足がちになることと思います。
家の中でできる下半身の血流を良くするためステッパーを使用していますので、こちらもご覧になってみてください。
>>健康を意識して”ナイスデイ”を使ってみた感想【ステッパー9ヶ月目】
前立腺肥大症の手術【術後のデメリットについてお医者さんに教えてもらいました】
尿道を狭めている原因の「前立腺の肥大箇所」を削って小さくするのが、前立腺の手術です。
最近では、高出力のレーザーで肥大した前立腺を蒸散させる方法もあるそうです。
どちらの場合も、尿道をふさいでいる箇所がなくなることで排尿がスムーズになります。
ただし、デメリットもあるそうです。
手術後に尿道を塞いでいたものがなくなったとしても、「膀胱に尿を押し出す力がない」と排尿障害は改善されないそうです。
また、膀胱がカチコチに硬いと尿をためておくことができず、尿漏れや失禁も多くなるそう。。
尿道を塞いでいる箇所を手術で治したとしても、膀胱の機能がよろしくないと排尿障害は残ることを聞いて、どうしようか悩んでいるところです(^^;
とりあえず、今は「前立腺肥大症」の薬を飲み始めて5ヶ月目ですので、まだ薬の効果が表れる目安の「半年」までは経っていません。
今月の診察で実家に帰省したときに、父が毎日記録している排尿日誌を見せてもらうと、先月よりもカテーテルでの導尿量が減っているのを確認できます。
まだコンスタントにカテーテルで「100ml」を切るまでにはなっていませんが、排尿量が1日の中で一番多い「朝1のトイレ」でのカテーテルでの導尿量も減ってきていますので、薬は確実に効いて改善されてきています。
もし安定して「100ml」を切ることができるようになれば、手術の必要はなくなります。
次回の診察まで1カ月ありますので、それまで様子を見る時間はあります。
来月の診察時までに状況が変わっていなければ、「前立腺がん」の血液検査をおこなってみて、手術は検査の結果次第で決めたいと思います。
まとめ
父の前立腺肥大症の薬物治療5ヶ月目、3月の診察も無事に終えることができました。
父に現れた「前立腺肥大症」の症状は主に5つです。もしあなたも同じような症状があるなら、早めに泌尿器系の病院へ行くことをおすすめします。
・残尿感
・尿の勢いが弱い
・お腹だけポッコリ出ている
・食後にしゃっくりが頻繁に出る
悪化させないための日常生活の送り方で、気をつけているポイントは3つあります。
・1日の摂取水分量を守る
・適度な運動
前立腺肥大症の手術について、術後のデメリットについてもお医者さんに教えてもらいました。
・膀胱がカチコチに硬いと尿をためておくことができず、尿漏れや失禁も多くなる。
来月の診察時には、念のため「前立腺がん」の検査で採血のみをおこないます。
4月で薬を飲み始めてから「半年」ですので、診察までにカテーテルを止める目安の「100ml」を切れていれば手術をしなくてすみます。
もし状況が変わっていなければ、前立腺肥大症の手術は検査の結果次第でどうするか決めたいと思います。
細菌性の急性前立腺炎になってから「前立腺肥大症」も併発して、ここまでで5ヶ月が経過しました。
今月も順調に薬が効いてきていることを実感できていますので、次の診察も問題なく進んでくれればと願うばかりです。
次の記事>>【2021年4月】前立腺肥大症の父がPSA検査を受けてきた話【結果は基準値】