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「ハイレゾ」ってCDより高音質みたいだけど
どうやって聴くの??
聴く方法が知りたいな・・
こういった疑問にお答えしています。
- 「ハイレゾ音源」とは【CDとの違い】
- 「ハイレゾ音源」を聴くための接続方法:パソコン編
- 「ハイレゾ音源」の入手の仕方
- 「Amazon Music HD」のメリット・デメリット
お好きな曲を【ハイレゾ音源】で聴かれたことはありますか?
オーディオに興味のある方は「ハイレゾ」という言葉を、一度は耳にされたことがあるかと思います。
なかには、「ハイレゾに興味があっても手持ちのオーディオで聴く方法がわからない」という方も実際多いです。
この記事では、手持ちのオーディオ機器とパソコンを使用して【ハイレゾ音源】を聴くための方法についてまとめています。
【ハイレゾ音源】とは
「ハイレゾ」は、ハイレゾリューションオーディオ(High Resolution Audio)の略称です。
CDとハイレゾ音源の違い
CDとハイレゾとの大きな違いは、下記の5つです。
- bit数
- サンプリング周波数
- サンプリングレート
- 情報量
- 容量
bit数
CDのフォーマットは、【16bit / 44.1kHz】。
ハイレゾ音源は、bit数の種類が【24bit、32bit】、サンプリング周波数は【96kHz、192kHz、384kHz、768kHz】などがあります。
「bit」は音の強弱の幅を表しており、
“ダイナミックレンジの広さ”を規定するものです
【CD】では、「16bit」のフォーマットでダイナミックレンジが「96db」。
【ハイレゾ音源】では、「24bit」のフォーマットで「144db」のダイナミックレンジとなっています。
サンプリング周波数
“サンプリング周波数”は、高音域の記録に関係しています。
【CD】の規格では、サンプリング周波数「44.1kHz」は「22.05kHz」までの高音域を録音できます。
【ハイレゾ音源】では、サンプリング周波数が「96kHz」であれば、CDの高音域よりも高い「48kHz」までの高音域を録音可能です。
さらにサンプリング周波数が「192kHz」の場合には、「96kHz」の高音域まで録音可能です。
人間の聴力はだいたい「20kHz」が上限ですので、高音域を直接”音”として聴き取ることは不可能です。
超高周波は脳の奥(中脳・間脳)で感じる音域と呼ばれています。
ハイレゾ音源は、人間には「音」として
聴き取れない音域も録音できます
サンプリングレート
【ハイレゾ音源】はCDと比べてサンプリング周波数が大きくなることで高音域の再生周波数が拡張されますが、CDとの違いはそれだけではありません。
CDよりも”サンプリングレート”が上がることによって“分析回数”が増えて、CDより自然なアナログに近いなめらかな波形の音になります。
例えるなら、デジカメの画素数が上がって
解像度が高くなるような感じですね
情報量
さらに、“情報量”も増えます。
【16bit / 44.1kHz】の最大ビットレートは【1411.2kbps】。
【24bit / 96kHz】では、【4608kbps】になります。
上記のサンプリングレートの場合、【ハイレゾ音源】はCDよりも”約3.2倍”情報量が増えています。
聴く人の感性や聴く耳によりますが、”情報量が増える”ということは、より自然な再生音になり原音に近くなるということです。
容量
情報量が増えることで、1曲あたりの容量も増えています。
5分の曲で解説していきます。
1曲あたりのデータ量を”MP3″、”CD”、”ハイレゾ音源(24bit / 96kHz)”で比較すると、MP3やCD音源と比べて容量が大きいことがわかるかと思います。
比較表
音源 | ビットレート | データ容量 |
MP3 | 192kbps | 7.2MB |
CD | 1411.2kbps | 52.9MB |
ハイレゾ | 4608kbps | 168.6MB |
ハイレゾ音源(24bit / 96kHz)の場合、5分の楽曲が10曲入ったアルバムの容量は1.6GBを超えてしまいます。
16GBのSDカードには、
アルバム10枚分くらいの容量しかありません
そのため【ハイレゾ音源】を保存するには、パソコンや外付けハードディスク等の大容量保存領域が必要になります。
【ハイレゾ音源】を聴くための接続方法:パソコン編【簡単接続】
パソコンで【ハイレゾ音源】を聴くための方法は主に2つあります。
・【ネットワークオーディオプレーヤー】を使用する方法
【DAC】を使用する方法
必要な機材:イヤホン・ヘッドホンで聴く場合
- パソコン:ハイレゾ音源の再生機器として使用
- DAC
- USBケーブル
- イヤホン・ヘッドホン
必要な機材:お手持ちのオーディオ機材で聴く場合
- パソコン:ハイレゾ音源の再生機器として使用
- DAC
- USBケーブル
- RCAケーブル
- オーディオアンプ
- スピーカーケーブル
- スピーカー
オーディオ機材で聴く場合
お手持ちのオーディオ機材で聴く場合
パソコンをハイレゾ音源のプレーヤー(再生機器)として使用します。
パソコンからUSBケーブル(またはオプティカルケーブル/光デジタルケーブル)で【DAC】と接続。
DACとお手持ちのオーディオアンプをRCAケーブルで接続します。
あとはオーディオアンプとスピーカーを、スピーカーケーブルで接続すれば完成です。
イヤホン・ヘッドホンで聴く場合
DACによっては“ヘッドフォンアンプ搭載”のものありますので、パソコンとDACを接続するだけでハイレゾ音源を聴けますよ。
ハイレゾ対応のイヤホンやヘッドホンのプラグを【DAC】のジャックに差し込めば、イヤホンやヘッドフォンでハイレゾ音源を楽しめます。
ハイレゾ対応ヘッドフォン
1万円を切るヘッドフォンアンプ搭載の【DAC】もあります。”オペアンプ”を交換することで、音質向上を見込めるDACです。
“パソコン”で【ハイレゾ音源】を聴くために、なぜ【DAC】が必要なの?
発売されている多くのパソコンに搭載されている”サウンド・ボード(チップ)”は、CD規格の【16bit / 44.1kHz】までのビット/サンプリングレートの変換にしか対応していません。
そのため、パソコンで【24bit / 96kHz】のハイレゾ音源を再生しても、CDクオリティー程度のグレードに下げられて出力されてしまいます。
残念ながら、パソコンのイヤホンジャックにプラグを差し込んで
ヘッドホンで聴いても「CD音質」と変わらないです・・
DACを使うことでハイレゾの音質が保たれる
音質の低下を防ぐために、パソコンのUSBポート(またはオプティカルポート)からUSBケーブル(またはオプティカルケーブル)を介してハイレゾ音源のデジタル音声信号を取り出します。
取り出した音源をハイレゾ規格のビット/サンプリングレートのD/A変換可能な【DAC】に信号を送ることによって、ハイレゾ音源クオリティーのサウンドを鳴らすことができるようになります。
【ネットワークオーディオプレーヤー】を使用する方法
必要な機材
- パソコンまたはWi-Fi対応外付けハードディスク:ハイレゾ音源の保存で使用
- ルーター
- ネットワークオーディオプレーヤー:ハイレゾ音源の再生機器として使用
- RCAケーブル
- オーディオアンプ
- スピーカー
- スピーカーケーブル
パソコンでハイレゾ音源を再生するのではなく、”CDプレーヤー”のような再生専用のオーディオ機器を使いたいならば【ネットワークオーディオプレーヤー】がお勧めです。
マランツさんはオーディオアンプの修理の際にとても良い対応をしてくださったので、おすすめできるメーカーです。
▼マランツにアンプの修理依頼をして、お世話になったときの話についてまとめています。
>>【体験談】marantz(マランツ)にアンプの修理を”2回”依頼した話
ネットワークオーディオプレーヤーは、ルーターのWi-Fi(またはLANケーブル)を使用してパソコンやWi-Fi対応の外付けハードディスク(NAS)にアクセスし、保存してあるハイレゾ音源を再生する機器のことです。
ネットワークオーディオプレーヤーに、「ハイレゾ音源」が保存されているわけではないので注意が必要になります。
ネットワークオーディオプレーヤーで聴くには、曲の保存先として使用するためにパソコンや外付けハードディスクが必要です
接続方法は下記の通り。
ネットワークオーディオプレーヤーでの接続方法
①:パソコンまたはWi-Fi対応の外付けハードディスクを”ルーター”に接続(無線LANまたは有線LANケーブルでつなげます)。
②:”ルーター”と”ネットワークオーディオプレーヤー”をつなげます(無線LANまたは有線LANケーブルで接続)。
③:ネットワークオーディオプレーヤーと、お手持ちのオーディオアンプをRCAケーブルで接続します。
④:オーディオアンプとスピーカーをスピーカーケーブルで接続すれば完成です。
最近では、ハイレゾ音源対応の【ネットワークオーディオプレーヤー】機能が搭載されているオーディオアンプも発売されています。
CDプレーヤーと接続して”プリメインアンプ”としても使用できるので、アンプの買い替えにもお勧めです。
下記の「Marantz NR1200」もプリメインアンプとして使用可能です。
ネットワークオーディオプレーヤーを使用すると、ハイレゾ音源が保存してあるパソコン(または外付けハードディスク)とは”ルーター”のWi-Fiで接続可能。
パソコンが置かれている部屋とリスニングルームが異なっていても、Wi-Fiが届く部屋同士の場合には聴くことができます。
・【DAC】は、”パソコン”をハイレゾ音源の再生機器として使用した際、パソコンからのハイレゾ規格のビット/サンプリングレートの信号をD/A変換するための機器。
・【ネットワークオーディオプレーヤー】は、ハイレゾ音源が保存してある”パソコン”や”外付けハードディスク”に【ルーター】を使ってアクセスし、ハイレゾ音源を再生する機器。
使い方によって、“ネットワークオーディオプレーヤー”はDACよりも聴き方が多彩です。
音源が保存してあるパソコンと
別の離れた部屋で聴くことができますよ
【USB DAC機能内蔵スピーカー】を使うと簡単にハイレゾ音源を聴ける【PCと接続】
「USB DAC機能内蔵スピーカー」を使うと、簡単にハイレゾ音源を聴く環境が整います。
PCと接続するにはUSBを用意するだけです。間に別途DACを用意するは必要はありません。
さらにBluetoothにも対応しているとスマホとの接続も可能ですので、リスニングの幅が広がります。
オーディオマニアでなければ、ハイレゾを聴くのに必要な機能がすべて備わっています。
スピーカーのセッティングをつめると性能を引き出せますよ
▼地震対策も兼ねたスピーカーセッティング方法については下記記事をご覧ください
>> 【御影石】スピーカーのセッティングを実例紹介【音質向上&地震対策】
ハイレゾ音源の入手の仕方
【Amazon Music HD】ならハイレゾ音源が聴き放題
【Amazon Music HD】では、【24bit / 48kHz、96kHz、192kHz】のハイレゾ音源を配信中です。
「ULTRA HD」と表示されている楽曲が“ハイレゾ音源”であることを示しています。
【Amazon Music HD】は2019年9月17日から開始されたサービスです。
定額でCDと同等、またはCD以上の音質のハイレゾ音源を、なんと“聴き放題”。
約7,500万曲をCD音質【16bit / 44.1kHz、平均ビットレート850kbpsのロスレス(可逆圧縮)】である「HD」配信、そのうち700万曲以上を「ULTRA HD」の【ハイレゾ音源】で聴くことができます。
サービス名 | Spotify | Amazon Music HD |
---|---|---|
料金 | 月額 980 円 | 月額1,080 円( プライム会員:月額 980 円) |
楽曲数 | 5,000 万曲 | HD【CD音質】:7,500 万曲 ULTRA HD【ハイレゾ音質】:700万曲以上 |
音質 | 最大 320 kbps | HD【CD音質】:最大 850 kbps ULTRA HD【ハイレゾ音質】:最大 3,730 kbps |
他の聴き放題サービス(ハイレゾではない「Amazon Music プライム」、「Spotifyプレミアム」など)と比べると、音質が圧倒的に違います。
CD音質の「HD」でも、音質がイイですね
1,080円(税込)/月(Amazonプライム会員なら980円/月)で利用可能。
7,500万曲を聴き放題です。
1枚3,000円のCDを購入するよりも、圧倒的に安いですね。
プライム会員の方は980円で聴き放題ですので
さらにお得です
\ Amazon Music HDのトップ画面へ/
>> Amazon Music HD 詳細を見る
\ Amazonプライムのトップ画面へ/
【Amazon Music HD】のメリット
メリット
- プライム会員なら980円/月で聴き放題
- 収納場所に困らない
- CDのような経年劣化がない
- 最低音質でもCDフォーマットの【16bit / 44.1kHz】結果:音がイイ!
プライム会員なら980円/月で聴き放題
Amazonプライム会員なら980円/月で聴き放題ですので、アルバム1枚どころではなく、何枚でも聴けてしまいます。
収納場所に困らない
CDは買えば買うほど溜まってきて収納場所に困ることもありますが、音楽配信サービスは楽曲ファイルとしてデータ保存しますので、CDのように収納場所をとることはありません。
CDのような経年劣化がない
さらにCDディスクのようなキズによる音飛びの心配もないです。
CDは「耐用年数の長さ」が特徴として売り出されてはいましたが、30年ほど経ってくると経年劣化で剥離を起こしたり、ディスク面が酸化して再生できなくなったりします。
最低音質でもCDフォーマットの【16bit / 44.1kHz】 結果:音質がイイ!
【Amazon Music HD】では、「24bit/44.1KHz」「24bit/96kHz」「24bit/192KHz」のハイレゾ音源が配信されています。
結果、音質がイイです。
ハイレゾ以外の曲も、CD音質の【16bit / 44.1kHz】品質。
他の聴き放題の音質よりも高いビットレートです。
同じ聴き放題サービスのSpotifyと比べて
音の透明感が全然違いますよ
ハイレゾ音源は収納場所をとらずCDのような経年劣化の心配もありませんので、高音質以外にもメリットがありますね。
【Amazon Music HD】のデメリット
もちろんデメリットもあります。
デメリット
- 全ての曲が「ハイレゾ音質」というわけではない
- 容量が大きくなってしまう
- ある程度のイヤホン・ヘッドホンでないと音質の違いを感じられない
- オーディオ沼にハマる
全ての曲が「ハイレゾ音質」というわけではない
700万曲がハイレゾ音源ですが、7,500曲はCD音質です。
CD音質のHD音源でも、Spotifyの最高音質よりクリアに聴こえます。
容量が大きくなってしまう
5分の長さの曲の容量が、ハイレゾ音源(24bit / 96kHz)の場合「168MB」あります。
たとえば、アルバム1枚分10曲では1.6GBに。
大容量のハードディスクや、
パソコンにダウンロードして聴きましょう
ある程度のイヤホン・ヘッドホンでないと音質の違いを感じられない
ハイレゾ音源をがっつり楽しみたいなら、ある程度しっかりしたイヤホン・ヘッドホンが必要になります。
1,000円以下のものとか、安すぎるイヤホン・ヘッドホンではあまり大きな音質の違いは感じられないかと・・
最低でも5,000以上の有線のものだと、ハイレゾ音源を満喫できます。
オーディオ沼にハマる
一旦素晴らしい音質に触れてしまうと、その音が基準になってしまいます。
「エントリーモデルのヘッドホンでこの音なら、上のグレードはどうなっちゃうの!?」と深みにハマってしまうことに・・
アンプとスピーカー、スピーカーケーブルの組み合わせによっても音は変化しますので、ドツボにハマります。。
「スピーカーケーブルで音は変わるの?【audioquest】の2種類で比較!」では、スピーカーケーブルによって“音質”が変わるのかについてまとめています。
オーディオは理性が大事。
満足することです
まとめ:【CD超えの高音質】ハイレゾ音源を聴く方法:PC編【接続は簡単です】
「パソコン」や「ネットワークオーディオプレーヤー」を利用してハイレゾ音源を聴く方法についてご紹介しました。
パソコンと【DAC】を使用すると、イヤホン・ヘッドホンでもハイレゾ音源を楽しめます。
もちろん、お手持ちのオーディオ機器と接続しても聴けますよ。
ハイレゾ音源は【Amazon Music HD】でダウンロード可能です。
Amazonプライム会員なら月額980円。
会員ではなくても、月額1,080円で聴き放題です。
CD超えの超高音質ハイレゾ音源を、あなたも体感してみませんか?
・【体験談】marantz(マランツ)にアンプの修理を”2回”依頼した話
・スピーカーケーブルで音は変わるの?【audioquest】の2種類で比較!