どの記事をリライトすればいいの?
この記事ではこんな疑問にお答えしています。
この記事からわかること
- リライトで検索順位を上げたい場合:SEO対策
- リライトでアクセス数を上げたい場合:CTR(クリック率)改善
- リライトで広告収入を上げたい場合:滞在時間を延ばす
どの記事をリライトしたらいいのか、初心者の方にはつかみにくいですよね。
これからご紹介するのは、リライトすべき記事をかんたんに絞り込む方法ですので、とくにブログ初心者の方におすすめです。
記事のリライトはサイトのアクセス数アップや収益アップに影響します。
当ブログもリライトの結果、特定のキーワードで
検索順位1、2位を独占できていますよ
まず、リライトで見込める「効果」から見ていきましょう。
※プロモーションを含みます
ブログ記事のリライトで見込める3つの効果
過去の記事を書き直して改善すると、あなたのブログには主に3つの効果を見込めますよ。
・検索順位を上げたい:SEO対策
・アクセス数を上げたい:CTR(クリック率)改善
・広告収入を上げたい:滞在時間を延ばす
“どの効果を得たいか“によってリライトする記事が変わってきます。
「検索順位を上げたい」「アクセス数を上げたい」など、リライトする目的をしっかり定めてから、リライトする記事を選ぶことが大切です。
ブログで稼ぐには、検索順位は高い方がいいですし、アクセス数も必要になってきます。
リライトするタイミングは、記事を投稿してから3ヶ月~半年ほど経過してから。
アクセス数や検索順位などの十分な数値データが必要です。
20~30記事くらいたまってきたら、公開から3ヶ月~半年たった記事をリライトです
ブログを開設したばかりの方は、黙々と読者ファーストの記事を投稿し続けましょう。
▼読者満足度の高い記事を作るには「記事構成案」が必要です。「ブログ記事の文章構成案を0から作る手順8つ」では、初心者の方でも0から作れるようテンプレート付で解説していますので、ご覧ください。
ブログ記事の選び方:リライトは”優先順位”を付けて記事選びから始める
記事をリライトするうえで、「どの記事からリライトするか」を選ぶことは重要な点です。
あなたが過去に執筆した記事すべてをリライトできる気力や時間があればいいのですが、なかなか難しいと思います。
リライトした効果が“より高く見込める記事“を選んで、書き直す優先順位を付けてから効率的にリライトしましょう。
あと、「リライトを実施した日」は必ずメモして記録しておきます。
【いつ、なにを書き直したのか】がわからないと、効果があったのか判断できないからですね。
順位が定着するまで1ヶ月は様子をみましょう。
記録を付けるには、無料版もある検索順位チェックツールGRCが便利です。
リライト施行日からの検索順位の変動をかんたんに確認できますよ
GRCはMac版は仮想環境を作らないと使えないので、代わりにNobilista(ノビリスタ)が便利です。
GRCにはない機能があります。
狙ったキーワードの、
- 検索ボリュームが見られる
- 想定アクセス数
- SEO難易度
- 競合記事の順位変動
など、検索順位以外の項目を確認可能。
Windows・Macどちらでも使用できます。
リライトすべきブログ記事の選び方【目的から選定する”3つ”の方法】
リライトする記事の選び方について、リライトで得たい効果別に説明します。
リライト【3つ】の目的
- リライトで検索順位を上げたい場合:SEO対策
- リライトでアクセス数を上げたい場合:CTR(クリック率)改善
- リライトで広告収入を上げたい場合:滞在時間を延ばす
目的①:リライトで検索順位を上げたい場合:SEO対策
リライトで検索順位を上げたい場合は、10~20位の記事を優先的にリライトします。
この順位付近の記事は、リライトによって1桁の順位に上がる可能性のある記事です。
実際、10~20位にインデックスされている記事をリライトした結果、3位に入れました。
リライトする記事の目安順位
- 100位圏外 → 記事内容と書き方を根本的に見直し
- 51位~100位 → 記事内容を重点的に改善
- 21位~50位 → 記事内容と読みやすさを改善
- 20位以内 → 読者満足度を重点的に改善
検索順位が上がりやすい記事の見つけ方
10~20位の記事は、「Search Console(サーチコンソール)」で見つけます。
下記の手順で探し出します。
手順1:サーチコンソールで「検索パフォーマンス」を選択します。
手順2:「平均掲載順位」にチェックを入れます。
手順3:日付を「最新日」または、「過去7日間」に設定します。
手順4:「掲載順位」をクリックして、順位が高い順に並べます。
手順5:10~20位のクエリで、順位を上げたいものを選択します。
手順6:順位を上げたいクエリをクリックします。
手順7:「ページ」をクリックします。
手順8:表示されたページが、リライトすべき記事です。
手順1:サーチコンソールで「検索パフォーマンス」を選択します。
手順2:「平均掲載順位」にチェックを入れます。
手順3:日付を「最新日」または、「過去7日間」に設定します。
手順4:「掲載順位」をクリックして、順位が高い順に並べます。
手順5:10~20位のクエリで、順位を上げたいものを選びましょう。
手順6:順位を上げたいクエリをクリックします。
手順7:「ページ」をクリックします。
手順8:表示されたページが、リライトすべき記事です。
「検索順位を上げる」ためのリライト方法
検索順位を上げるためのリライトは、以下の方法です。
・記事の構成を見直す
・記事の内容を最新に保つ
・記事タイトルとH2タグのキーワードを見直す
・画像を追加する
現状のあなたの記事状況やほかの競合サイトの状況によって有効な方法は変わります。
リライト後、しばらく日にちをおいて順位が上がったかを確認し、必要であればさらにリライトしてみてください。
検索してみて、検索順位の「上位10位」くらいまでは
実際に記事を開いて見てみましょう。
あなたの記事で足りない情報が見えてくるかもしれません
目的②:リライトでアクセス数を上げたい場合:CTR(クリック率)改善
たとえ検索結果で上位に入ってはいても、検索した人がクリックしてサイトに来てくれなければ、アクセス数は上がりません。
クリック率は「CTR」で表され、Click Through Rateの略語です。
せっかく検索結果で上位が取れている記事なのに、アクセスが伸びないなんて非常にもったいないですので、リライトしてクリック率を改善しましょう。
クリック率が低い記事も「サーチコンソール」で探せますよ。
CTRを改善すべき記事の見つけ方
CTR(クリック率)を改善すべき記事は、「検索順位は上位」なのに「CTRは低い」記事です。
下記の手順で探します。
手順1:サーチコンソールで「検索パフォーマンス」を選択します。
手順2:「平均CTR」と「平均掲載順位」にチェックを入れます。
手順3:「掲載順位」をクリックして、順位が高い順に並べます。
手順4:検索順位が高いのにCTRが低い「クエリ」をクリックします。
手順5:「ページ」をクリックして表示されたページが、リライトすべき記事です。
手順1:サーチコンソールで「検索パフォーマンス」を選択します。
手順2:「平均CTR」と「平均掲載順位」にチェックを入れます。
手順3:「掲載順位」をクリックして、順位が高い順に並べます。
手順4:検索順位が高いのにCTRは低い「クエリ」をクリックします。
手順5:「ページ」をクリックして表示されたページが、リライトすべき記事です。
順位ごとのクリック率の目安は下記のとおり。
検索順位 | クリック率(CTR) |
---|---|
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
参照元:seoClarity >> 2021 CTR 調査研究
「アクセス数を上げる」ためのリライト方法
クリックしてもらうためのリライトは、以下の方法です。
・メタディスクリプションを書き直す
検索結果に表示される記事タイトルや説明文(メタディスクリプション)を、検索した人がクリックしたくなるものに直すことでクリックしてもらう率を上げます。
シンプルですが効き目のある対策です。
タイトル変更のポイントは、下記の3つ。
- 30文字前後におさめる
- キーワードは前半におく
- 気になるタイトルづけ
キーワードは、なるべく前半に置くように心がけましょう。ただし、不自然にならない程度でOKです。
メタディスクリプション変更のポイントは、次の3つ。
- 100文字前後におさめる
- キーワードをちりばめる
- 記事を要約する(悩みを言語化して、この記事を読むとわかることを記載)
Google検索結果シミュレーターで検索画面で「どのように表示されるか」を確認できます。
なお、リライトをしてから1ヶ月半は様子を見ましょう。
ただし、直し方によってはSEOの評価がマイナスになり、検索順位が下がることもあるので注意です。
とくに検索順位が10位以内の場合には、
タイトルや見出しを変更しないのが無難です
目的③:リライトで広告収入を上げたい場合:滞在時間を延ばす
アクセスはされている記事なのに、ほとんど読まれていないかのような極端に短い滞在時間だと、収益にはなかなかつながりません。
読者に興味をもって読んでもらえる記事にできれば滞在時間を延ばすことができ、収益増加につながる可能性を秘めています。
滞在時間を延ばすべき記事の見つけ方
滞在時間を延ばすべき記事は、「PVは高い」なのに「滞在時間が極端に短い」記事です。
「Googleアナリティクス」で記事を探せますよ。
下記の手順で探します。
手順1:Googleアナリティクスの「行動」⇒「サイトコンテンツ」⇒「すべてのページ」を選択します。
手順2:PVは多いのに、滞在時間が短い記事を見つけられます。
手順1:Googleアナリティクスの「行動」⇒「サイトコンテンツ」⇒「すべてのページ」を選択します。
手順2:PVは多いのに、滞在時間が短い記事を見つけられます。
「滞在時間を延ばす」ためのリライト方法
滞在時間を延ばすためのリライトは、以下の方法です。
・記事の構成を見直す
滞在時間が極端に短いのには原因があり、記事の冒頭の導入文に問題があることが多いですね。
続きを読みたくなるような文になるよう、導入部分を見直してみましょう。
「読者の悩み」を明確にして、
読者の気持ちがわかる=共感し気持ちをつかむ
魅力的な導入文にしましょう
▼魅力的な「書き出し」の書き方については「ブログ書き出しを魅力的にするコツ3つ|例文あり」にて解説しています。
リライトに必要なライティングスキルを学ぶ方法
▼ブログに役立つライティング方法について学べる本があります。
感情にうったえる文章の書き方や商品購入につながるライティング方法、SEO対策の基礎についてもコレ1冊で学べるすぐれもの。
独学でブログをしている初心者の方は、記事の執筆に慣れてきたころに読むとイメージしやすいです。
ただし、「SEOナニソレ?」のときに読んでも難しいかと思います。
SEOを少しでも意識しはじめたころに読むと、理解しやすいですよ
ライティングスキルのほか、サイト運営やSNSを利用した集客方法についての知識も載せられていますので、SEOを勉強したい初心者の方は読んで損はありません。
厚い本で約500ページのボリュームがあります。
読書が苦手な方にはおすすめできません・・
読むことに抵抗がなければ、あなたを助けてくれる本です
リライトに必要なライティングスキルをしっかり身に着け実践することで、成果は得られますね。
基本的なライティングやリライト方法、SEOの知識については「沈黙のWebライティング」でも学べます。
初めて読む場合は、どちらの本でも学ぶポイントが多いですよ。
ぶあつい書籍はニガテという方には、動画で学ぶ方法もあります。
エモーショナルSEOライティング講座|心を動かす文章術
2,700名以上の方々が受講しており、Udemyの中でも人気のコースです。
Udemyは動画で勉強していくスタイルの講座となっており、30日間の返金保証もついています。
こんな方は講座で学ぶとスキルアップが見込めますよ。
- 書籍ではなく、動画でわかりやすく理解したい
- ライティングスキルを身に着けたい
- 心を動かす文章術を学びたい
- ブログで稼げる記事を書く方法を知りたい
- SEOノウハウを知りたい
- 稼げる文章の構成や型を学びたい
- 見込み客をリサーチする方法を知りたい
「エモーショナルSEOライティング講座|心を動かす文章術」で学べる内容は下記の通り。
- ライティングスキル
- 心を動かす文章術
- 読まれる売れる文章の型
- SEOノウハウ
- 稼げる文章の構成・型
- アフィリエイトで稼げる記事を書く方法
- 商品リサーチ術
- ライバルリサーチ術
- 見込み客リサーチ術
- 特徴をベネフィットに変換するやり方
Udemy「エモーショナルSEOライティング講座|心を動かす文章術」
学んでライティングスキルを身に付けたら、いよいよリライトに入りましょう。
▼下記記事では、失敗を回避するためのリライト方法について解説しています。
>>【失敗を回避する】SEOリライトの方法【間違いはこうして生まれます】
まとめ:リライトすべきブログ記事の選び方【目的から選定する”3つ”の方法】
リライトすべき記事を選定する方法について説明してきました。
「サーチコンソール」と「Googleアナリティクス」を利用すれば、効果的にリライトすべき記事を見つけられます。
あと、「リライトを実施した日」は”必ずメモして記録“しておきましょう。
GRCやNobilistaを使うと、ツールにメモを記録できますのでリライトの答え合わせがスムーズです。
とはいえ記事が20~30記事ないと、リライトすべき記事も生まれません。
まずは黙々と記事の投稿に慣れていき、それからリライトも意識していきましょう。
リライトする時が来たとき、最初の”1記事目”を読み返すと自分の成長を感じられます。