“失敗“するのが恐ろしくて、なかなか行動に移せないことはありませんか?
せっかく実行したからには失敗したくないですよね。
私が経験した18年間の会社勤めのなかで起きた出来事から、勇気がなくても行動する方法についてまとめました。
- 勇気がなくても行動する方法【6つの手順】
先に結論から言いますと、勇気がなくても行動する手順は下記の6つです。
- 目標を達成した時の自分を思い描く。
- 目標を考えると、失敗した場合の不安も出てくる。
- 何が不安なのかを洗い出す。対処の方法も見えてくる。
- 不安となる障害が発生するポイントはどこかを確認する。
- 障害を回避または乗り越えるための準備をする。
- 準備ができたら行動に移せる。
新しいことに挑戦することは、どんな人でも多かれ少なかれ経験してきたことと思います。
- 初めて補助輪を外して自転車に乗ってみた。
- 初めてプールに入ってみた。
- 初めて受験した。
みんな生まれてから、なんらかの形で挑戦してますよね
成長して判断力が身につくと、失敗したときのリスクや他の人からどう思われるかを考えてしまって、新しいことに挑戦したり行動するのが怖くなることがあります。
その結果、ずるずる先延ばししてあとになって後悔したり、行動する前に失敗を避けるためにやり方やノウハウを集めることに一生懸命になることも…
実際にアクションを起こすことがないまま熱が冷めて終わってしまうことは「大人」になるほど経験しやすいと言えます。
もし勢いで挑戦してはみたものの、日常習慣に負けて努力が続かないなら「目標達成へ!努力を妨げる『日常習慣』に勝つ方法|18年の経験から解説」をご覧になってみてください。
大きな目標を立てて新たなことに挑戦する際、目標達成までの行程が長ければ長いほどリスクを考えることは必要です。
新しいことを始めて最初から失敗せずに100%の確立で達成するなんてことはまずありません。
難易度の高い挑戦は失敗から始まる率が上がりますので、失敗したときの影響について考えることは大切です。
会社勤めでの失敗リスク
- 社内評価が下がる
- 同僚からどう思われるか気になりだす
- 自尊心の低下
- 失敗への恐れが増幅
リスクを無視して無謀に挑戦しても成功しません。
リスクを考えたうえで準備してはじめましょう
また大きな目標ほど立てた目標に到達できない場合、スタート時と比べて良い方へ好転していたとしても、理想の姿が基準となっていることから「失敗」と受け止めてしまいがちにもなりますよね。
完璧主義なところがあると、思っていたような成果がでないと妥協できず「失敗」と感じてしまうこともありえます。
完璧主義も、失敗が怖くなって行動できない原因ですね
では、勇気がなくても行動する方法を【6つの手順】で解説していきますので、順にみていきましょう。
※プロモーションを含みます
勇気がなくても行動する方法【6つの手順】
勇気がなくても、なにか新しいことを始める際の手順は下記の流れです。
1.目標を達成した時の自分を思い描く。
2.目標を考えると、失敗した場合の不安も出てくる。
3.何が不安なのかを洗い出す。対処の方法も見えてくる。
4.不安となる障害が発生するポイントはどこかを確認する。
5.障害を回避または乗り越えるための準備をする。
6.準備ができたら行動に移せる。
不安に対して準備が整うと、「あとは実行するだけ」と思えて行動できる状態になっています。
緊急の場合には、踏み出すこと以外に選ぶ道はない感じです。
時間に余裕がある場合は「準備万端でチャレンジできる機会」ですので、大事にしましょう
目標を達成した時の姿を思い描く。
突発的に発生した状況を乗り越える場合はともかくとして、普段通り日常を生活していますと「こうなるといいな」「こんなことができるといいな」と想像してみても、特に行動には移さないことが多いかと思います。
考えているだけではいつまで経っても実行に移すことは難しいので、理想と一緒に湧き出た不安を洗い出してみることをお勧めします。
私の経験ですが、会社員時代、職場に設置してある「ごみの分別種類」について提案したことがあります。
職場には、「燃やせるごみ」「ペットボトルごみ」「燃やせないごみ」の3種類のごみ箱が設置されており、「プラスチックごみ」は全て「燃やせるごみ」に捨てられていました。
梱包材のプチプチやコンビニのレジ袋やビニール袋、弁当のプラスチック製の容器などすべて「燃えるごみ」として捨てられている状態でした。
そのため、「燃やせるごみ」のごみ箱はすぐに溢れるほど溜まってしまい、お昼休みにはゴミ箱が溢れている状況で、業務中に気がついた人がビル内のごみ集積所に出しに行っていました。そして集積所に行く人は、だいたいいつも同じ人。
定時後にはその日のゴミ当番の人がゴミを集めて集積所に持って行ってましたので、毎日2回はゴミ出しに行く量の燃えるごみが出ていることになります。
そこで、もしも「プラスチックごみ」のごみ箱が設置できたら、業務中の「燃やせるごみ」の集積所へのごみ出し回数は削減できますし、ごみの分別にも貢献できますので、プラスチック用のごみ箱を設置したいと思いました。
目標を考えると、失敗した時の不安も出てくる。
目標を立てると、不安も出てくるものなので、いろいろ理由をつけて行動しなくなります。
「もし目標を達成できなかったら、、、」と想像してしまうのも無理はありません。
失敗したら迷惑がかかるし恥もかきたくない、怒られるだけならまだしも責任も取らされるかも、、、不安ばかり考えると「このままでいいや」と行動できないことの理由づけになります。
私も、「ごみを分別するのに最低限必要なごみ箱はすでに設置されているのだから、プラスチック用のごみ箱の設置について提案したら恥ずかしい」と思っていました。
そもそも総務部に言えば済むこととも思いましたし、自分から提案する必要はないように感じていました。
何が不安なのかを洗い出す。対処の方法も見えてくる。
不安が出てくると行動しない理由となりますので、まずは何が不安なのかを洗い出してみましょう。
最初は漠然としたものから具体的に何が不安なのか、自分が不安に感じている事柄を明確にします。
私の場合は、会社に総務部があるのに「ごみ箱の設置」について自分から提案する必要はないんじゃないかと思いました。
そもそも自分の業務外のことについて提案するのはおこがましく、恥ずかしいことのように感じました。
幸い、総務に親しく話せる方が何人かいましたので話を振ってみることにしました。
不安となる障害が発生するポイントはどこかを確認する。
不安が明確になったら、不安となる障害がどこで発生するのかを確認します。
プラスチック用のごみ箱を設置する際、もしも自分1人だけで総務に提案しても却下される可能性が高いです。
さらには私に対する悪い噂(あいつは暴走するヤバい奴だっ!とか)が総務部から他部署へと伝わり、今後の業務を進めるうえで悪影響がでる恐れもあります。
そもそも「プラスチック用のごみ箱」を設置するには、自分1人ですべてを解決して行う必要はないことです。
自分1人だけで目的を達成させなければいけないという縛りもありません。
「どうやったら目的を達成できるか(プラ用ごみ箱を設置できるか)」をイメージして、障害の解決策を練るのが大切になります。
障害を回避または乗り越えるための準備をする。
不安となる障害がどこで発生するか目星をつけたなら、障害を回避、または乗り越えるための準備をします。
またごみ箱の話ですが、私1人でいきなり総務部に行って「プラスチック用のごみ箱を設置してください!」と言っても、却下されるかうやむやにされておしまいかと思い、昼休み中の休憩室で総務部の親しい人のところへ雑談しに行きました。
ついでに「もうすでに燃えるごみ用のごみ箱がいっぱい」であることを告げ、「プラごみ用のごみ箱があったら、すぐに溢れることはない」こともそれとなく伝えました。
そして後日、また休憩室で総務の人に会った際に、「総務には余っているごみ箱がないから、購入のための稟議を通して。総務部長には話しておくから」と言ってくれました。
これで話は伝わったので、行動する決意が固まりました。
準備ができたら行動に移せる。
不安となるポイントに対処する準備が整うと、行動に移す決意が固まります。
総務部長には話が通っていましたので、総務に稟議を持っていくとすぐにゴミ箱の購入が決まりました。
無事、プラ用のごみ箱が設置されると、燃えるごみの集積所へのごみ出しも1日1回で済むようになり「業務中にゴミ箱が溢れているのに気がついた人がごみ捨てに行く」ということがなくなりました。
また、プラごみとして分別されていなかったペットボトルのラベルやキャップも分別されるようになりました。
業務中にごみ箱が溢れているのに気がついた場合、ゴミを集積所へ出しに行く人はだいたいいつも同じ人が行っていましたが、状況が解消されて「その日のごみ当番の人が、定時後に集積所へごみを出しに行く」という姿へと変わります。
まとめ
目標を立てて新しいことを始めたりする場合には不安はつきものですので、不安を感じることはふつうのことです。
罪悪感を感じたり自分を責める必要は全くありませんので、不安を感じている自分を認めて何が不安なのかを具体的に洗い出しましょう。
そしてその不安がどこで発生するのかポイントがわかると、準備もしやすくなります。
準備が整うと行動に移せますので、目標への第1歩を踏み出せます。
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