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スピーカーの音質を良くしたいけど、どうしたらいい?
ついでに地震対策もしておきたいな・・
こんな疑問にお答えしています。
実際に震度4の地震を耐えられました
スピーカーの性能を引き出したいときにまず最初にできることは【スピーカーのセッティング】です。
この記事では、ブックシェルフ型スピーカーのセッティングを例に、スピーカースタンドの下に【御影石】のオーディオボードを使った「2chオーディオスピーカーのセッティング方法・音質」についてまとめています。
御影石を使用すると、改善すること
- スピーカーを買ったけど、試聴で聴いた時よりも音がこもっている気がする
- 低音がボワボワ締まりがなく膨らんじゃう
- スピーカースタンドがグラグラして、地震のときにあぶなそう
「御影石」は、上記のような問題を解消してくれます。
【御影石】を使用すると期待できる音質
「御影石」を使用すると、下記のような音質を期待できます。
【御影石】音質の特徴
御影石は、大理石と同じ石材製です。
そのため、「振動抑制効果」が高く、音の安定につながります。
「ボワボワ」や「ボーっ」といった低音の膨らみを改善し、ぼんやりしがちな中音域の輪郭を明瞭にしてくれますね。
大理石よりも硬質なため、よりくっきりとシャープな印象の音質に改善できるのが特徴です。
実際に使用すると、低音が引き締まり
中音域がクリアになることを感じられます
御影石:音質の特徴
- 低音の膨らみを改善
- ぼんやりしがちな中音域が明瞭になる
- シャープな印象の音質に改善
地震対策としても効果が期待できる
スピーカースタンドの下に「御影石」を置くことには、抵抗があるかもしれませんよね。
私は2018年9月の北海道胆振東部地震で初めて震度5を経験しました。
地震前には「御影石」を設置していませんでした。
そのため、地震のときにフローリングの上にスピーカースタンド+インシュレーターで設置していたスピーカーが、スタンドごと転倒することに。
深夜3時の出来事でしたので
恐ろしかったです・・
転倒した原因:スピーカースタンド+スピーカーの場合【御影石無し】
スピーカースタンドよりもスピーカーの方が重たいので、重心の位置が高くなってしまいます。
フローリングの振動が直にスタンドからスピーカーに伝わったことによって、スピーカーが振り子のように振られて倒れてしまいました。
地震対策として【御影石】を設置後、震度4の余震を耐えられる
重量のある「御影石」をスピーカースタンドの下に設置してスタンドと固定すると、スピーカーよりもスピーカースタンドの方が確実に重たくなります。
加えて、スタンドの設置面積よりも「御影石」の方が床との設置面が大きい(35cm×30cm)ため、より安定感も増す結果に。
※御影石にはより大きなサイズのものがありますので、お使いのスタンドに合わせてご参考にしてみてください。
さらにフローリングと御影石の間には「防振性のあるゴム板」を挟むことで、フローリングのキズ防止と防振効果も期待できます。
結果、余震の震度4ではびくともしませんでした。
スタンドとスピーカーもマジックバンドで結束すると
地震の揺れで「スピーカーが空を飛ぶ」ということがなくなります
【御影石】スピーカーのセッティング方法
では、「御影石」を使用したスピーカーセッティング方法をご紹介していきます。
※耐震のため、スピーカースタンドと御影石をマジックバンドで結束します
スピーカーを設置する大まかな位置を決める
低い音ほど左右や後ろに音が巡りますので、壁や床に影響することを念頭に設置します。
スピーカーの間隔も大まかに決めてしまい、のちほど調整します。
スピーカーの間隔による特徴
- 左右のスピーカーの間隔が広すぎると、センターのボーカルが薄くなる
- 間隔が狭いと楽器が詰まって窮屈な感じで、ボーカルが大きく前に出すぎるような音になる
スピーカーを設置する位置をだいたい決めたら、御影石とゴム板をセッティングしてみましょう。
御影石とゴム板を設置する
耐震性のある厚さ5㎜の「ゴム板」を敷き、その上に【御影石(山西黒)】オーディオボードを置きます。
これでフローリングが傷つくことなく防振効果もあり、スタンドの足回りはしっかり固められます。
御影石のオーディオボード
床のキズ防止に
使用している御影石のサイズは、350×300㎜の厚さ20㎜、重さ7㎏です。
御影石の上に、ハヤミのスピーカースタンド【SB-525】がしっかり乗っかります。
スピーカースタンドと御影石の間には10円玉を4隅に挟んでいます。
スピーカースタンドが地震で倒れないよう、御影石とスタンドを【マジックバンド】で結束してしっかりと固定。
足もとをかためたことでグラつくことなく安定します。
手で押して揺らしても安定しますよ
さらにスタンドの足には、災害で水道が使えなくなったときの備えで買った【オキナ マウスウォッシュ スタイルパック クリアミント 100個入り】を置くことで重量アップ。
足もとをしっかり固めることで低音の切れがよくなり
音の定位もさらに良くなりますね
スピーカーが重たい場合には、「御影石」を厚みがあってサイズが大きいものを選ぶことでスピーカーの転倒防止になります。
御影石とスタンドを結束します
スピーカースタンドを使用する
では、我が家のオーディオを例に、スピーカーのセッティング方法を解説していきます。
10帖のリビングで、ウーファーのサイズが16.5㎝の小型のブックシェルフ型のスピーカーを使用しています。
スピーカースタンドは、 ハヤミ工産の【SB-525】です。御影石のオーディオボードに収まっています。
スピーカースタンド
もしスピーカーをスタンドを使わずに棚や机に直置きしますと、振動や低音が反射してボワついた締まりのない音に。
スピーカースタンドを使用することで低音がすっきりし、音の定位も良くなります。
机や本棚の上に置くときには、
インシュレーターを挟むことで音の定位が良くなります
安定性を増すため、柱の中に「砂」を詰められるスタンドもあります
スピーカースタンドは安定したところに設置する
スピーカースタンドを絨毯などのやわらかい床に設置した場合には、低音が膨らみます。
スタンド自体がぐらぐらして安定しませんので、スピーカーから出る音の振動で低音が締まらなくなりますね。
さらに、スタンドをやわらかい絨毯の上や浮きぎみのフローリングに置いてしまうとたいへん危険です。
スピーカーがスタンドごとグラついて地震の際に転倒の恐れありです。
スピーカースタンドの設置場所は、安定した固い所に設置しましょう。
インシュレーターを使用する
ソファーに座った時にツィーターの位置が耳の高さ付近にくるよう合わせます。
高音は低音と異なり直線的に進みますので、ツィーターを耳の高さに合わせますと、中~高音がクリアに届きやすくなりますよ。
スピーカースタンドの上にスピーカーを乗せる際、直にスピーカーを置くのではなく、【インシュレーター】を間に挟んで設置します。
インシュレーター
私は受け皿がついている金属製のインシュレーターを使用しています。
インシュレーターがあることで、音がクリアになり定位も良くなっていますよ。
金属製だからといって高音がきつく耳に刺さることはありません。
インシュレーターにも音の特徴がありますので、
スピーカーとの相性とご自身の好みで選びましょう
インシュレーターの上にスピーカーを乗せたら、スピーカースタンドからスピーカーが落下しないようマジックテープを巻き付けます。
スピーカーとスピーカースタンドも、
マジックバンドでしっかり結束しましょう
マジックバンド
スピーカーを両手で揺らしてみてもびくともしないくらいしっかり固定されていますので、落ちる心配はありません。
スピーカーのセッティングが完了したら音を出してみます。
気持ちよく鳴らすには微調整が大切
スピーカーの間隔は約2m取ってあります。
後ろの壁からの距離
スピーカー背面から壁までの距離は32cm、少しだけ内側に向くようセッティング。
もう片方のスピーカーも、若干内側に向けてセッティングしています。
セッティング調整に使ったCD
セッティングに使ったCD
- ドリーム・シアター【トレイン・オブ・ソート】
- 【カンターテ・ドミノ】
2枚のCDを用いてセッティングしました。
録音状態が良く、音の定位も良くて低音がよく出る音源を使用しています。
声が入っている音源の方がセッティングしやすいです。
スピーカーセッティング:微調整方法
低音が気持ちよく聴こえるところにスピーカーを合わせる
・低音が強すぎる場合は、背後の壁から離すために前方に出す
・音が痩せていたり低音が少ないと感じたら壁に近づける
低音がだいたい気持ちよく聴こえるまで繰り返す
低音が気持ちよく聴こえるところに、片方ずつスピーカーを合わせる。
- スピーカーの間から各楽器が気持ちよく聴こえるか
- 音場の広がりや空間に実在感はあるか
- ボーカルの声に厚みが感じられるかどうか
スピーカーの間隔を数ミリ単位で微調整
「楽器の前後左右の位置関係」「ボーカルの声の厚み」がうまく再現できない場合に調整
STEP①:スピーカーを片方ずつ鳴らす(前後の調整)
まずはスピーカーを片方ずつ鳴らして、低音が気持ちよく聴こえるところにスピーカーを合わせます。
低音が強すぎる場合は、背後の壁から離すために前方に出し、音が痩せていたり低音が少ないと感じたら壁に近づけることを繰り返しましょう。
STEP②:スピーカーを片方ずつ鳴らす(左右の調整)
厳密に位置を決めてしまう必要はありませんので、壁からの距離がだいたい決まりましたら、左右の壁からの距離も同じように少しずつずらして調整します。
STEP③:両方のスピーカーで鳴らしてみる
左右の壁からの位置もだいたい決まりましたら、両方のスピーカーで鳴らしてみます。
下記を確認しながら調整します。
意識しながら聴いてみるポイント
- スピーカーの間から各楽器が気持ちよく聴こえるか
- 音場の広がりや空間に実在感はあるか
- ボーカルの声に厚みが感じられるか
「スピーカーの間から各楽器が気持ちよく聴こえるか」、「音場の広がりや空間に実在感はあるか」、「ボーカルの声に厚みが感じられるかどうか」、スピーカーの間隔を数ミリ単位で微調整します。
STEP④:うまくいかない場合には、スピーカーの振り角を内側に向ける
ここまで調整してみて、「楽器の前後左右の位置関係」や「ボーカルの声の厚み」がうまく再現できない場合には、スピーカーの振り角を内側に少しずつ微調整して位置を詰めていきましょう。
スピーカーの位置がしっかり合うと、心地よい音に包まれて音楽を楽しむことができますよ。
少しづつ動かしながら合わせてみましょう
最近ではCDを超える音質の”ハイレゾ音源”が配信されています。
ハイレゾ音源を聴く前にスピーカーのセッティングを詰めておくことで、より”CDとの違い”を感じることもできますね。
▼CDを超える音質の【ハイレゾ音源】を聴く方法についてまとめています。
>>【CDを超える音質】ハイレゾ音源を聴く方法~PC編【接続は簡単です】
「スピーカーケーブルで音は変わるの?【audioquest】の2種類で比較!」では、スピーカーケーブルで【音】は変わるのか比較してみた結果についてまとめていますので、こちらもご覧になってみてください。
まとめ:【御影石】スピーカーのセッティングを実例紹介【音質向上&地震対策】
スピーカーはしっかりセッティングすることで、性能を引き出すことができます。
今まで聴こえていなかった音がクリアに聴こえたり、音の定位も明瞭になって心地よく聴くことができますね。
地震でスピーカースタンドごと転倒したことを教訓に【御影石】を導入して足元を固めましたら、さらに低音が締まって透明感も上がりました。
イヤな低音の膨らみ、中音にクリアさが欲しい場合には御影石で改善を期待できます。
御影石を導入すると、地震対策にもなります
・スピーカーケーブルで音は変わるの?【audioquest】の2種類で比較!
・【体験談】marantz(マランツ)にアンプの修理を”2回”依頼した話
・【CD超えの高音質】ハイレゾ音源を聴く方法:PC編【接続は簡単です】