
こんな目の不調を感じておられませんか?
先日、NHKスペシャルで放送された「わたしたちの“目”が危ない」という番組では、眼球の奥行=「眼軸」が延びることによって起こる近視について扱われていました。
▼参考情報
>> 目の長さが延びている?「目にとってかつてない危険な時代に」
この記事では、番組を参考に眼軸(眼球の奥行)の延びが原因でおこる「視力低下の対策方法」についてまとめています。
【眼軸近視】眼球はなぜノビるの?【視力低下の原因】

ものをハッキリと見るためには、目の機能によって網膜上に焦点を合わせる必要があります。
近い距離のものを見るときには、焦点が網膜よりも奥に行きすぎて、網膜上に合わなくなってしまいます。
この状態が長く続くと、「眼球の形を変えて焦点を合わせよう」という調整が目に働きます。
網膜より奥に行ってしまった焦点を、網膜の上に合わせようとして「眼球を奥の方向に延ばす」ことによって焦点を網膜上に合わせます。
眼軸がノビると近視になる
眼軸が延びると、眼球はラグビーボールのような形に変形してしまいます。
遠くのものを見る際には、焦点が網膜の手前にきてしまい、ものをハッキリ見ることができずにボケてしまいます。
この状態が近視の主な原因とされています。
眼軸は延びてしまうと、縮むことができません。
ここまでで、「自分の眼軸が延びているのかどうか知りたい」と思われるかもしれません。
私も視力が悪いので、自分の眼軸に興味はあります(^^;
眼軸がノビているかどうかは、通常の視力検査ではわからないそうです。
近年、「眼軸長測定」の機器がある眼科は増えていますので、最近ものを見づらく感じている場合には早めの受診をおすすめします。
メガネの度数が合っていない
メガネの度数が強いと、遠くのものはよく見えるようになりますが、焦点は網膜よりも奥にいきすぎてしまいます。
結果、近くのものを見るために「焦点を合わせようとして眼軸を延ばしてしまう」ので、近視を悪化させてしまいます。
手元での作業や、パソコンなどものとの距離が30センチ以内の作業時間が多い場合には、眼科で近視の度合いをしっかり診察してもらうことをおすすめします。
そして眼科での処方箋をもとに、生活スタイルや用途に応じた「自分の目に合うメガネ」を作ることが大事になります。
メガネ屋さんに眼科処方箋を持っていくと、あなたの度数に合いつつ用途に応じたメガネを作ってもらえます。
近視の悪化を防ぐ2つの方法

近視の進行を抑えるには、主に2つの対策方法があります。
太陽光を浴びる
眼軸のノビを抑えるには、「太陽光」を浴びると良いことが明らかになっています。
目安として、1日に2時間、屋外で光を浴びることで近視の発症を抑えることができます。
これからの時期、紫外線も気になりますよね。
屋外なら、直接日光に当たるのではなく日陰でも充分だそうです。
紫外線対策をしっかりおこなってから、外出しましょう。
3つの「20」を意識する
【「20分間」パソコンなど近くのものを見る作業をしたら、「20秒間」、「20フィート(6m)」先の離れたところを見る】ことを意識します。
アメリカ眼科学会では、「30センチ以内の作業時間が長くなると近視が進行する」とされているので、意識して近くのものを見る時間を短くしようというものです。
パソコンやスマホを、「20分間」集中して見つづけると近視が進行するので、ふだんから意識して遠くのものを見る習慣を取り入れつつ、近くのものを見続けないよう意識することが大事です。
リモートワークが増えると、パソコン作業に集中して近くの画面を見続けてしまいがちになります。
適度に休憩をはさみつつ、意識して「20秒間」遠くを見ることで「視力の低下」を防ぐことができます。
過去の私は毎年視力が悪くなり、メガネを作り直していました
過去の私は、毎年のように視力が悪化しメガネを作り直していましたが、ここ20年くらいは視力は変わらず目の不調も感じていません。
パソコンは学生のときから毎日使用していました。今から20年前です。
「パソコンって、いつのまにか画面をずっと見つづけちゃって、すごく目が疲れる。。肩もクビもこるし気をつけなきゃマズい」
と思いながら使っていました。
そんな私ですが、パソコンによる目のツラさを緩和しようと、ある目のケア方法を実践してみました。
そのおかげで、始めてから20年くらい視力は変わらず、目の不調も感じていません。
「【効果あり】PC作業での疲れ目&かすみ目対策5選【テレワークの効率UP】」では、私が実践している目のケア方法についてご紹介していますので、こちらもご覧ください。
あなたも、快調な目とともに、快適な毎日を送れますように。